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症状があれば、予約なしでも保険診療による「胃カメラ検査」（経口のみ）と「大腸カメラ検査」を受けられる当院の消化器内科（ 紹介状か検査結果持参は必要）。「時間が空いたりしたときに受診することで、疾患の早期発見・治療につなげたい」と同科科長の木下公史先生。

当院では、2年（2021年10月～ 23年9月）で1626人が「胃カメラ検査」「大腸カメラ検査」を受診（ともに予約なしの検査）。年代は18 ～ 96歳で、平均66歳。「胃カメラ検査」では、逆流性食道炎をはじめ、痛みや胃もたれなどの症状から胃炎や胃潰瘍、胃がんといった疾患が見つかることもあります。「胃がんの一大要因であるピロリ菌は、検査で陽性なら内服薬による除菌を行っています」

　京都府がん診療推進病院指定、京都市胃がん第二次精密検査医療機関選定の当院は、一般に向けた「胃がん検診」にも対応。「京都市胃がん検診」は50歳以上が対象で、2年に1回受診。費用は3000円（70歳以上無料）で予約がベター。「いまや2人に1人が一生に一度がんにかかるという時代です。検診を受けることが予防にもつながります。また、便秘や便潜血など健康診断で要精査になった場合は、必ず検査を受けてください」
　「胃カメラ検査」は検査自体の所要時間約40分。「大腸カメラ検査」は来院後に下剤による前処置をし、午後に検査。両検査とも鎮静剤の使用も可能です。検査後の車や自転車の運転は不可。検査後は結果の所見を医師が説明。服薬治療を行ったり、患者のかかりつけ医に治療を引き継ぐことも。予約なしの検査を希望する場合は朝食は食べずにご来院ください。いずれの検査も、保険証と紹介状か健康診断結果、〝お薬手帳〟を持参のこと。外来は完全予約制